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2006.01.03

竜巻ですか

JR羽越線での特急「いなほ14号」脱線転覆事故では、行方不明者の捜索と脱線した車両の撤去作業がようやく終了し、これから復旧作業に取り掛かるそうで。年末年始の帰省需要にも多大な影響が出てしまいました。

(アサヒ・コムから↓)

羽越線特急、竜巻の突風で横転か 付近8キロに被害集中
山形県庄内町のJR羽越線で特急が脱線・転覆した事故で、事故当時に住宅の屋根や小屋が壊れるなど突風の被害が、事故現場を含めた直線上で約8キロの間に集中していることが山形県警の調べで分かった。…

降りしきる雪の中でいきなり竜巻がやって来たら、まず避け切れられないでしょうね。
しかし、気象台が暴風雪警報を出している状況にもかかわらず、ほぼ普通通りに電車を走らせていたJR東日本の責任は問われなければいけません。事故が起きて、人が亡くならないと対応策が出てこないというのはこの国の悪いところです。
そもそも、事故のあった庄内町のあたりは"日本三大悪風"のひとつに挙げられている"清川だし"の通り道にあたるところ。ここに線路が通ったのは最近の話ではないのですから、JRはふだんから風対策を充分に講じるか、気象台との連携を密にして当然の場所だったと言えますね。

東京新聞HPにそのあたりのことについて書かれた記事が数日前に出ていました↓ 

山形・庄内 特急脱線、風に苦しむ町
三十七人が死傷したJR羽越線列車脱線事故。現場の山形県庄内町には、一年を通じて強い風が吹きつける。厳しい気象条件を逆手に風力発電を町づくりに生かすが、そこへ起きたのが脱線の惨事だ。風に苦しめられ続ける町の格闘とは。 …

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コメント

お返事ありがとうございました。
しつこくて、恐縮ですが、庄内平野は本当に広く、清川は最上地方(内陸、盆地側)との境目にあり、海とはかなりの距離があり、最上から来ると、清川地点で急に視界が広がります。その為、狭い山間から広地に風が吹き降ろします。
清川だしは陸地から海に噴出す風と言う意味ではなく、山から吹き降ろす風と言う意味です。また、庄内では、東風と書いてだし風と呼んでいます。方言と思います。
また、事故のあった場所は、庄内のど真ん中で、酒田との町境にあり、地元のものは、清川とは近いと言う人は誰もいません。
事故でなくなった方々、怪我をされた方々は本当に胸か潰れる位、悲しく、心が痛みます。しかし、この辺の駅員さんは親切で、優しくて、家でも上着や携帯を忘れた時には届けて貰ったり、学生さん達が乗り遅れそうな時には、待っていてくれたり、心の交流があるのです。責める気になれず、複雑な気分です。
ごめんなさい、一人でも理解者がいてくれればと思い書いてしまいました。

投稿: はなこ | 2006.01.10 10:28

はなこさん、はじめまして。

まぁマスコミの報道は概してそのようなものです。私も経験があります。
清川だしの「だし」というのは「出し」のことで、もともと船を沖に出すのに都合の良い風の意味が込められているそうで。

私は、ただ、この事故が予測不能な風のせい、ということで片付けられてしまうことを懸念しているだけです。事故が起こって、人が死んでからでは遅いのです。

投稿: Kinoppi☆ | 2006.01.05 13:41

地元の者です。まず、庄内町は余目町と立川町が合併し、昨年7月に庄内町となりました。
清川だし局部的なもので、は立川町の逆の端、最上地方の町堺であり、現場とは何ら関係は有りません。また、農作物の被害はありますが、災害は有りません。風車は、この清川だしにあり、旧余目町とは関係有りません。風車は強風過ぎては危険で設置は出来ません。庄内は日本有数の平野で日本有数の米どころです。また、水害、台風、地震などの災害に殆ど無縁です。積雪も平野部は対したことがありません。一年中風が吹くなど、マスコミ等の余りに愚かな報道に腹が立っております。確かに今年は例年に無く厳しい冬ですが、地吹雪にしても、短期間で気圧の悪いときで、現に今日は雪も風もなく穏やかです。
正しい報道がされず、口惜しいです。

投稿: はなこ | 2006.01.05 12:08

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» 【山形】風による被害は線路の周辺でも [散 歩 写 真]
東日本旅客鉄道の羽越本線で起きた脱線事故は大型の積乱雲が引き起こす破壊的な突風に [続きを読む]

受信: 2006.01.03 07:57

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