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2010.02.13

匙は投げられた

国交省の無策ぶりが、またひとつ形になって現れました。
(* 参考: 過去記事 )

(アサヒ・コムから↓)

宇高航路全便廃止へ フェリー2社、年度内にも
瀬戸内海の高松港―岡山・宇野港を結ぶ国道フェリー(高松市)と四国フェリー(同市)が航路を全便廃止する方針を固めたことが関係者の話でわかった。年度内にも廃止される見込み。高松―宇野を結ぶ宇高航路は今年6月で開設100年を迎える。航路を結ぶフェリーは現在この2社しかなく、同航路はすべてなくなることになる。 …

うーん、これはフェリー会社による捨て身の抗議のようにも思われます

政治家や官僚さんたちが溜め込んでいるお金ではなく、私たちの税金をNEXCOにくれてやることで実現させた高速道路の休日1000円制度は、未来永劫続く制度ではなく、一時的なもの(2009年度から2年間? )です。
しかし、そのおかげで昔から続いてきたフェリー航路があちこちでどんどん縮小・廃止されていってます。確か宇高航路ってJRの瀬戸大橋線が止まった時の代替ルートになってませんでしたっけ?

このままだと、高速休日1000円制度が予定通り続けられて終わったその時には、日本のフェリー航路はもうズタズタになってそうですね。それは、私たちにとって良いことなのでしょうか? 
鉄とコンクリートで出来た橋は、未来永劫持つものではないのですが・・・


[2010/3/4追記]
全面廃止ということにはならなくなった模様。
(京都新聞HPから↓)

「宇高航路」一転存続へ
フェリー1社が廃止撤回

高松―宇野(岡山県玉野市)航路の廃止を表明した高松市のフェリー2社のうち、国道フェリーが4日、航路廃止届を取り下げたと発表した。四国運輸局によると、同社は当面、減便し運航を続ける。…


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コメント

フリーダムさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

私は、個人的にはここも他の公共事業と同じように、あり得ない数値を前提にして計画されていると思ってます。四国四県の人口、県民所得と税収、乗用車の数などは毎年増加の一途を辿っていることが前提になっているはず。


100歩譲って仮に償還が予定通り終わったとしても、その時にはもう瀬戸大橋自体老朽化でボロボロでしょうね。

投稿: Kinoppi☆ | 2010.02.14 18:25

本四連絡橋の計画交通量を実現するのは
可能になるでしょうか

平成9年の償還計画では
     1日平均75,000台弱
平成20年の実績は40,000台弱

ある意味無茶苦茶かもしれません
土日休日1,000円位じゃ無茶ですね

投稿: フリーダム | 2010.02.13 21:03

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» 宇野-高松航路、3月26日で廃止 [たべちゃんの旅行記「旅のメモ」]
 かつては国鉄の連絡船も運行されていた、宇野-高松間。1988年に瀬戸大橋が開通 [続きを読む]

受信: 2010.02.13 11:02

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