仙台空港の被災は痛すぎる
今回の地震による巨大津波に襲われ使用不能にされてしまった仙台空港。
国際線も飛ぶ東北随一の拠点空港がこうもあっさりとやられてしまうのは、関係各位にとってはまったくの想定外の出来事だったのでしょうが、自然には想定外なんて言葉は通用しないのだと、今回私は強烈に思い知らされました。
(MSN産経新聞HPから↓)
仙台空港の復旧に着手・国交省
2011.3.13 14:10
国土交通省は13日、東日本大震災後閉鎖されている仙台空港に国交省職員が東京から到着し、復旧作業に向けた打ち合わせなどを始めたことを明らかにした。羽田空港の路面清掃車1台や職員7人が13日朝、陸路で到着。漂流物が多く無線機器が水没し、旅客ビル内にはまだ多くの人が残っている。
国交省によると、花巻空港(岩手)は緊急物資輸送の拠点空港として使用。茨城空港とともに旅客便は使えない。大館能代空港(秋田)は操縦士が目視だけで離着陸。山形空港は救援機の離着陸のため24時間運用している。福島空港は管制塔のガラスが全壊したが運用はしている。…
仙台空港に国が「現地対策本部」を置けば、物資や救援隊の受け入れや、海外からの支援もスムーズに受け入れられると思ったのですが、そもそも国にそんな発想はないようですし、肝心の空港は使用不要ではどうしようもありませんね。
過去に誰も経験したことのない未曾有の大災害なのですから、前例のない対応をしても差し支えることは何もないと思うのですが。
何はともあれ、今回「海沿いの空港」が津波を食らったらどうなるかが明らかにされたわけです。
陸上に作られた空港でさえこのありさまなのですから、関西空港や神戸空港が津波を食らったらどうなるか。以前も書きましたが、関西三空港という方程式の解の出し方に、「災害対応」は今後しっかり絡めていかないとマズいですね。伊丹空港は機能を縮小して機能を「民間空港」と「関西地域の防災拠点」の二つに分け、前者の費用は周辺自治体で少しずつシェアしてもらい、後者を先日発足した「関西広域連合」で担えば、丸くおさまるような気がするのですが。
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