タンタンの冒険が終わる日 #shiga
「教えるけれど育てない」という残念な風潮をここ数年ひしひしと感じてきていた私ですが、こういうところにもその波が来ていたのかと思うと、ちょっとびっくりしました。
後継者が居ないというのは、ようは人を育てる環境がなかったってことなんでしょ?
(京都新聞サイトから↓)
潜水ロボ淡探 技術者引退へ 県予算未計上、琵琶湖研究後退も
滋賀県による琵琶湖底の研究で活躍してきた潜水ロボット「淡探(たんたん)」の今後の活用が暗礁に乗り上げている。湖底を観測できる世界唯一の自律型潜水ロボットを開発から運用まで中心的に担ってきた県職員が本年度末で定年退職するが、技術を継承する体制が整っていないためだ。外部からは「琵琶湖研究が後退するのでは」と不安視する声が出ている。最深部100メートル以上に及ぶ湖底は状況把握が難しい。県が2000年に2億6千万円で建造した「淡探」は内蔵コンピューターに調査地点を入力すると、障害物をよけながら湖底の1メートル上を航行。水中顕微鏡やビデオカメラで映像をとらえ、湖底環境を監視する。…
そう、この記事で言うタンタンとは最近映画化されたやつではありません。
※でもこんなサイトも作っているくらいですから、意識はしとるみたいやな・・・(苦笑)
最近では、びわ湖の北湖の底で吹き出しているガスが、3.11以降勢いを増しているのではないかという冷静に考えるとちょっと怖い事実を発見しメディアでも取り上げられていましたが、まったく人間社会の都合でその研究の行方に赤信号が点灯しています。
今のタイミングで淡探を操作できる方が居なくなってしまうというのは、滋賀県だけでなく日本の国レベルでちょっとマズいのではないかという気がしてなりません。
嘉田のおばちゃんも元々は学者なのですから、このあたりの価値はよく分かっているはず。なんで予算をケチっていたのかその神経を疑ってしまいます。
今は日本のためにも、この淡探の冒険の灯を消してしまってはいけないと思います。
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