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2012.02.15

飛ばせる対面通行の道は怖い   #shiga

20120212accidentplace
2/12(日)滋賀県高島市鵡川のR161であった多重事故。
幼い子供が犠牲になるという、私にはちょっと辛いニュースでした。
ちょうどこの日、私も子連れでこの道を北上してマキノスキー場に行き、帰りもここを通って帰ろうとしたのですがこの事故渋滞のため迂回して帰りました。報道によれば、事故は私が通ってから2時間ちょい後に発生したようです。

びわ湖の西岸は高速道路は通っていないのですが、R161のバイパス化がどんどん進んでいます。気が付くと我が家から高島市の北にあるマキノスキー場まで片道1時間程度に行けるくらいになっており、おそらく途中の道の7割強は信号のないバイパス道路(無料)になっています。そしてもうじきR161志賀バイパスの比良ランプ~北小松ランプ間が完成すると、さらにバイパス区間が延びます。
しかし、問題はそのバイパスのかなりの部分が片側一車線の対面通行の道のままで、追い越しが出来ないという構造になっていることが、今回の事故の遠因になっているように私には思われます。

(京都新聞サイトから↓)

高島の国道親子3人死亡 現場付近で昨年事故3件
滋賀県高島市の国道161号で親子3人が死亡した乗用車衝突事故の現場付近で、昨年1年間に追突事故が3件発生していたことが13日分かった。

11日の乗用車衝突事故は、高島市鵜川の国道で大津方面行きの車が前の車両を追い越そうとして追突。さらに対向車と衝突した。

滋賀県警交通企画課によると、この事故現場の前後約250メートルの間の大津方面行き車線では、昨年5月に2回と同11月に1回、それぞれ車同士の追突事故が発生している。同区間で2009年と10年は事故が起きていない。…

(中日新聞サイトから↓)

現場付近で事故多発 3人死亡の国道161号
高島市鵜川の国道161号で11日に親子3人が死亡した交通事故の現場付近で、2009~11年に7件の人身事故が起きていたことが県警への取材で分かった。県警は15日に現地検討会を開き、運転手にスピードを出させない規制や構造を模索し、再発防止に全力を挙げる。

県警によると、現場の前後250メートルの区間の事故は、追突をはじめ、周辺の店舗や白鬚神社から国道に出る際にぶつかるケースが多い。…

信号のない対面通行の道が延々と続いていると、当然チンタラ走っている車も出てきますから追い越したくもなります。その気持ちが事故につながってしまうのでしょう。この場所はそばまで片側2車線の4車線道路の区間になっていることも関係していそうです。
そこと、湖西道路のゆずり車線(二か所)と、西大津バイパスぐらいしか追い越せるところはありません。対面通行の道を少なくすることが一番の対策のように思うのですが、単にそうするだけでは事故の起きそうな場所を余計に作ってしまうだけになってしまいそうです。かと言って車線を増やそうとしても、そばの鵡川や北小松の集落の方には迷惑な話になるだけで、これでOKというわけにはなりません。なんとももどかしい話でございます。


何はともあれ、対面通行の道は事故のリスクが高いです。皆さん飛ばし過ぎには注意しましょう。


[2012/2/16追記] 滋賀国道事務所サイト内にある、R161に関する情報はこちらです。

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