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2012.05.24

たこフェリー 会社解散    #hyogo

当ブログでも何度か取り上げて行く末を懸念していた「たこフェリー」の件ですが、最悪の結果になってしまいました。

(MSN産経サイトから↓)

たこフェリー運行再開断念 明石と淡路に“温度差” 兵庫
明石市と淡路島を結ぶ愛称「たこフェリー」の運航再開を断念し、解散することが21日、決まった。運営会社の第三セクター「明石淡路フェリー」(明石市)。明石海峡大橋を含む本州四国連絡高速道路の料金割引拡充が大きな逆風となったが、その裏には、同じ株主である明石市と淡路市の“温度差”も三セクでの運航再開を困難とした。…

(毎日新聞サイトから↓)

たこフェリー:会社解散へ…明石−淡路島の運航再開断念
運航休止中の兵庫県明石市と淡路島を結ぶフェリー航路について、第三セクター「明石淡路フェリー」(愛称・たこフェリー2件)は21日の臨時取締役会で、運航再開を断念し、会社を解散することを決めた。29日の株主総会で正式決定する。

三セクは、明石市や淡路島の自治体が設立し、00年に民間フェリー会社から航路を引き継いだ。側面にタコを描いた船体が人気を集めたが、明石海峡大橋の通行料金割引や燃料高騰などの影響で経営難に陥り、10年11月から運休している。

運休後、同じ航路で高速船を運航する「淡路ジェノバライン」(兵庫県淡路市)が筆頭株主として経営に参加した。ジェノバ社が中古フェリーを購入し、運搬対象を二輪車や旅客に限定して再開する計画も持ち上がったが、普通車を乗せないことなどに他の株主の理解を得られず、頓挫した。…

目先のこと、自分(たち)のことばかり考えて政治家と官僚が打ち出した政策のツケは、全部地元に押し付けられた形になってしまいましたが、この責任はどこがどう取ってくれるのでしょうか? 高速代だけに期間限定で税金を突っ込むなんて、ホンマにアホな政策でした。
このツケは、やがてもっともっと大きくなり、海峡の両側の人々を苦しませたり悲しませたりするような気がしてなりません。

♯そして、この責任を誰も取らなくて済むシステムは、まさにいま再び稼働している最中なのです。

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コメント

こんにちは。おっしゃる通り、航路がなくなったきっかけは国の政策にありますから、国が責任を持ってなんとかすべきですね。

ただ高速値下げはドライバー側やJAFやトラック協会から言い出したわけではなく、当時の麻生首相の思いつきによるものなのでは? マイカー族は自動車税やガソリン税を払うことで道路行政にはずっと協力させられていますよ(苦笑)

投稿: Kinoppi☆ | 2012.06.05 11:17

この航路は確か国道28号線上なだけに、国の責任で原付や自転車も海峡を渡れるようにすべきです。
ただ、かの政策の責任は、こういうことを考えることもなく、土日を中心に受益されたマイカー族にも取っていただく必要があると思います。

投稿: 96 | 2012.05.25 23:03

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» 「たこフェリー」復活ならず、解散 [たべちゃんの旅行記「旅のメモ」]
 明石と淡路島の岩屋を結ぶ「明石淡路フェリー」(愛称:「たこフェリー」)は、税金 [続きを読む]

受信: 2012.06.03 08:28

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