4タイプの地下水
人の歴史は、石油や電気やITやお金ではなく、水のおかげで続いています。
水は生命の営みに、直接の関係があります。
停電したといって、ネットの接続が切れたからって、石油が枯渇したからといって私たちは死にません。
(京都新聞サイトから↓)
京都の地下水は4分類 大学教授らが調査
琵琶湖に匹敵する水量があると言われる「京都盆地」の地下水の水質は、京都市内では同じ軟水でも成分別に大きく4分類されることが、大学教授らでつくる研究チームの調査で分かった。成分の数値や水源を特定できるデータに基づき水質分類ができたのは初めてといい、「京の地下水」を知る貴重な資料になりそうだ。チームは立正大の河野忠教授と福島大の藪崎志穂特任助教、京都府内の水環境保全に取り組む「カッパ研究会」世話人の鈴木康久さん。
2009年から3年かけ、京都盆地を中心に、江戸時代の「都名所図会」などで確認できた名水がある寺社や、和菓子店や酒蔵など計217カ所の井戸水や湧き水を採取した。ナトリウムやカルシウムといったミネラル分や、水系を明らかにする同位体比などを分析。「水質組成図」として表したところ、…
京都盆地はもともと湿地帯で、そこを渡来人の技術で埋め立てて平安京を造営した関係でもともと水資源に関しては文句なしの地でしたが、その水にも実は地域的・地理的・地質的な特性があったというのは京都の歴史を知る上で興味深い視点のひとつになりますねぇ。
※湿地帯だったおかげで病気の発生と流行が絶えなかった京都。それが「外界」に対する畏れという価値観としてそこに住まう人々に共有されたことが、結果として京都を都市として生き長らえさせることになったのでは?というのが私の大学の卒論のテーマでした。
(価値観の共有がいかに人々に力を発揮させるのか、私は2000年問題への対応の時にそれを改めて実感しました)
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