カテゴリー「自然環境」の記事

2017.11.27

モメはじめたかな?

昔書いてたネタが動き出したようです。

(静岡新聞サイトから↓)

知事、リニア工事契約「遺憾」 流量減少「誠意ある対応を」
JR東海がリニア中央新幹線の南アルプストンネル本線工事(静岡工区)について施工業者と工事契約を結んだと公表したことを受け、川勝平太知事は15日、「大井川の流量減少や自然環境の保全などの課題への対応が明確になっていない中での契約は遺憾。今後もJR東海の誠意ある対応を求める」とのコメントを出した。…

まぁ、これからいろいろ出てきますよ。ある意味、楽しめそうw

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2017.05.27

若狭沖とは珍しい

テレビを見ていたら字幕で岡山県各地や小豆島の地名が出ていたので、まーた鳥取あたりかと思いきや、ちょっと違うパターンでしたね。20170527quake

でも日本史的にはいろいろあった場所じゃなかったかと、ちょっと気になります。


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2016.12.13

お気楽福井県

トンネルだけでなく、そのルートも8割ぐらいが京都府です。福井県はお気楽でよろしいですねw

(中日新聞サイトから↓)

トンネル、全体の8割 北陸新幹線小浜-京都
 北陸新幹線の未着工区間(敦賀-新大阪)は、風情がない? ルート三案のうち、与党が最終調整している「小浜-京都」のトンネル区間が、全体の八割に上る見通しであることが国土交通省への取材で分かった。用地買収が伴わず、建設費を抑えられる利点がある反面、車窓からの眺めは、あまり期待できそうにない。…

中日新聞さんも国交省の役人も、日本の歴史とかこのあたりの風土とかもって勉強しておいて欲しいもんです。
何度も書いてますが、小浜からまっすぐ南に線路を引くと、京都府が先日国定公園にした丹波高地を貫きます。東側は京大の芦生原生林。まったく手付かずの自然が残された由良川水系の源流エリアであり、京都府の北半分の水源です。
そして京都市エリア自体、もともと湿地帯だったところを渡来人(秦氏一族)の技術力を借りて埋め立てて都市化したところであり、地下にはびわ湖の8割くらいの水量が溜まっています

こういうところにトンネルを掘るのに、役人が見積もったそのくらいの金額で済むとは到底思えません。つまり、京都府民が税金をもっとガボガボ突っ込む展開になるということです。むしろ舞鶴ルートにしたほうが京都的には合理的であるかのようにも思えますし、京都の財界はそのへん分かってそうです。
共産党さんも他地域とはくらべものにならないくらい強いし、宗教界や学界もある。京都のデリケートな部分を貫く工事、そうすんなりと事は運びませんよ。傍から見ている身には、面白そうなんですけどね(^^;

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2016.09.05

京都から霧が消える #kyoto

これから京都あたりは霧が出る季節になっていくのですが、その霧についてちょっと意外なお話。

(京都新聞サイトから↓)

京都から「霧」消の危機 湿度低下原因、農産物の味にも影響

 〈村雨(むらさめ)の露もまだひぬまきの葉に 霧たちのぼる秋の夕ぐれ〉。古くは百人一首に詠まれたように、秋が深まると京都盆地はよく霧に包まれていた。しかし、都市化と温暖化は京都の秋の風物詩を霧消させてしまうかもしれない。…

見上げると、尾根の向こうから霧が湧いてきてこちらがわにこぼれてくる…というのが晩秋の朝の我が家周辺ではちょくちょく見られる光景なのですが、記事の内容はちょっと意外でした。でも確かに京都駅周辺が霧に包まれているのはあまり記憶がありません。

丹波霧の白く濃いありさまは、美山方面への買い出しの折にはよく見てました。
京都縦貫道を走る時はちょっと怖い光景でしたが、この霧が丹波の農作物を美味しくしていたとはあちこちで聞きました。一番影響があるのは、何といっても黒大豆です。

霧とか霞とか雷とか。雨へんの漢字は京都の歴史を作ってきた自然の名わき役たち。それらが減っていくということは、これからの京都の歴史に何かしらの影響を及ぼしていくのは間違いないでょう。。。

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2016.04.25

地震発生状況 by 気象庁 (2016/4/25朝)

Quake_summary_20160425

床に就いてまもない頃に来られたら目が冴えそうで困る


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2016.02.23

丹波高原国定公園<仮称>

そういうわけで、北陸新幹線を小浜経由で延ばすとして、そこから先のルート選定に影響を及ぼし得る要素がひとつ増えそうです。

(京都新聞サイトから↓)

京都丹波高原、国定公園に 中央環境審が答申
京都府北中部の芦生の森や八丁平湿原を含む「京都丹波高原国定公園」の新規指定が、23日に開かれた国の中央環境審議会自然環境部会で承認、国に答申された。森林や河川の豊かな生態系に加え、人々の生活と結びついた文化的景観が評価され、環境省は3月下旬に告示する方針。国定公園は全国で57カ所目、府内では4カ所目となる。…

※当ブログ過去記事はこちら

京大の演習林になっている芦生の原生林は下手な国立公園よりも手付かずの自然が残っています。
京都府の北半分の水源域でもありますし、ここでトンネル工事とかやるとか言おうものなら強烈な反対運動が起こるんちゃう?と思っていたのですが、まさかの国定公園指定ですか。

これで舞鶴・福知山・綾部あたりの人たちがタニガキさんを使って北陸新幹線誘致に俄然乗り出してきはるのでしょうが、あんたらは北陸新幹線より東海道新幹線を京都から分岐させるルートを主張したほうが、実現性もメリットも高いと思うでw

(京都新聞サイトから↓)

京商・立石会頭が「舞鶴ルート」支持 北陸新幹線
北陸新幹線敦賀以西ルートの選定に関して、京都商工会議所の立石義雄会頭は23日の記者会見で、府商工会連合会会長の立場でも舞鶴市を経由してJR京都駅に接続する「舞鶴ルート」を支持する考えを示した。

 立石会頭は舞鶴ルートについて「府北部地域の経済発展につながると期待できる」と支持する理由を説明した。新幹線の将来的な山陰地方への延伸を考慮すると舞鶴ルートが最も望ましいとした。

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2015.12.16

さらに延伸!防風柵! #shiga #jrwest

先日、自腹ではないお金で北陸方面に行かせていただきましたが、その行く途中の湖西線内で先行列車遅れによる遅延が発生して乗り換えようと思っていた北陸新幹線に乗れなかったらどうしよう?とちょっと焦っていたのは今だから言えるお話。

何はともあれ、石川県や富山県の方は、琵琶湖の何たるか知らなくても、湖西線についてたぶんよくご存知なんだろな、としみじみ思った次第です。

(JR西日本プレスリリースから↓)

湖西線・北陸線で防風柵が完成!さらなる追加整備を実施!
~強風対策をさらに充実します~

湖西線・北陸線で現在進めている防風柵の整備が順次完成するとともに、湖西線では新たに防風柵の整備を追加実施しますので、お知らせいたします。
引き続き、列車運行の安定輸送を確保し、輸送サービスの向上に努めてまいります。…

当ブログでも何度も何度もネタにしている湖西線の風規制(*1)(*2)(*3)。
防風柵が出来て比良山系の車窓がだんだん見えなくなってきているのですが、風規制は相変わらずという感じがしてなりません。まぁ他の線区なら運休になっているところを、迂回運転により休ませないで特急電車が運転しているのは、実はそれなりにすごいことなのかも知れませんが。


とりあえず防風柵の延伸がどれくらい効果があるのか、是非検証してその結果は広く共有されることを希望する次第です。

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2015.08.30

「小浜―京都」ルート … 冗談はよしこさん(死語)

状況がにっちもさっちも行かないのは分かりますが、冗談はほどほどにしたほうがよろしいかと。

(京都新聞サイトから↓)

「小浜―京都」ルート検討 JR西、北陸新幹線延伸で新案
JR西日本が、北陸新幹線の未着工区間である敦賀―大阪のルート3案のうち、小浜(若狭)ルートの具体案として、福井県小浜市と京都市を通るルートを内部的に検討していることが29日、関係者への取材で分かった。京都を訪れる観光客の需要を取り込む狙いがある。

小浜ルートは従来、小浜市から京都府亀岡市付近を通るルートが主に議論されてきた。新ルートは小浜市から南に向かい大津市付近を通り京都市に入るもので、…


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小浜と京都を結ぶ線上には、京都大学の演習林(研究林)として国立公園よりはるかに厳しく自然環境が管理されている広大な芦生の森があります。入るのには申請して審査して許可が必要で、普通に足を踏み入れることが禁止されるほど豊かな手付かずの自然が残っている場所です。
また、そんなことをすると梯子を外されることになる亀岡市や南丹市が黙っているわけがありません。京都で革新が強いのは京都市内だけで、京都市以外は自民党が磐石の地盤を持ってます。
そしてこのルートは京都市内から若狭に抜ける日本屈指の活断層「花折断層」に沿っていることも忘れてはなりません。
京都市内や京都から新大阪をどうやって抜けるのか、ということも合わせて考えると、非現実的極まりないルートだと思います。技術的な課題はクリアできても、建設費用が甚大になることは間違いありませんから。


とは言え、大津市付近ってどこ通るんだろ?とはちょっと気になったりもします。駅を造るには物理的に場所がありませんね。


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2014.06.08

4タイプの地下水

人の歴史は、石油や電気やITやお金ではなく、水のおかげで続いています。
水は生命の営みに、直接の関係があります。
停電したといって、ネットの接続が切れたからって、石油が枯渇したからといって私たちは死にません。

(京都新聞サイトから↓)

京都の地下水は4分類 大学教授らが調査
琵琶湖に匹敵する水量があると言われる「京都盆地」の地下水の水質は、京都市内では同じ軟水でも成分別に大きく4分類されることが、大学教授らでつくる研究チームの調査で分かった。成分の数値や水源を特定できるデータに基づき水質分類ができたのは初めてといい、「京の地下水」を知る貴重な資料になりそうだ。

チームは立正大の河野忠教授と福島大の藪崎志穂特任助教、京都府内の水環境保全に取り組む「カッパ研究会」世話人の鈴木康久さん。

 2009年から3年かけ、京都盆地を中心に、江戸時代の「都名所図会」などで確認できた名水がある寺社や、和菓子店や酒蔵など計217カ所の井戸水や湧き水を採取した。ナトリウムやカルシウムといったミネラル分や、水系を明らかにする同位体比などを分析。「水質組成図」として表したところ、…

京都盆地はもともと湿地帯で、そこを渡来人の技術で埋め立てて平安京を造営した関係でもともと水資源に関しては文句なしの地でしたが、その水にも実は地域的・地理的・地質的な特性があったというのは京都の歴史を知る上で興味深い視点のひとつになりますねぇ。

※湿地帯だったおかげで病気の発生と流行が絶えなかった京都。それが「外界」に対する畏れという価値観としてそこに住まう人々に共有されたことが、結果として京都を都市として生き長らえさせることになったのでは?というのが私の大学の卒論のテーマでした。
(価値観の共有がいかに人々に力を発揮させるのか、私は2000年問題への対応の時にそれを改めて実感しました)


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2014.04.24

「比良おろし」を予測する #shiga

ちょっと前のNHKの滋賀ローカルニュース枠で、この話題を取り上げてはりました。

テントの下にテーブルを広げ、観測機器を準備しようとしているはなから比良おろしでテントが勢いよくブワっと飛ばされ、そこにすかさず「今日は絶好の観測日和…」と絶妙のタイミングでナレーションが入ってきたのには笑いましたw

比良おろし。琵琶湖の西にそびえる比良山系から琵琶湖に向かって吹き下ろす強風というよりはほとんど暴風です。
JR西日本ユーザーの方なら、湖西線が強風で不通になったりサンダーバードが米原廻りになって30~40分の到着遅れを発生させることはご存じと思いますがその原因となる局地的な風のことです。場所的には蓬莱駅から北小松駅の、比良山が琵琶湖に向かってガッと落ち込んでいるところで、過去には防風柵を作るとかいろいろ手立ては講じられてきているのですが、投資がなされてきたわりにはどうもさっぱりやな、と私には思われます。
あまりにも局地的な気象現象ということで普通の天気予報では限りなく予測が困難なので地域的にはやっかいものだったのですが、それを予測するシステムの開発が進んでいるそうです。Hira_oroshi_area

(京都新聞サイトから↓)

突風「比良おろし」の発生予測 京大研がシステム開発
比良山系から琵琶湖へ吹き下ろす突風「比良おろし」の発生をスーパーコンピューターで予測するシステムを、京都大生存圏研究所(京都府宇治市)の古本淳一助教らのグループが開発した。鉄道ダイヤの乱れを少なくしたり、小中学校や船舶に注意を促したりするなど住民生活での活用に向け、精度の向上を目指している。

比良おろしは大津市北部の南北約10キロ、東西数キロの範囲で秋から春にかけて吹く局地的な突風。最大瞬間風速は50メートルにもなり、JR湖西線で電車の運転見合わせをたびたび起こしている。…

個人的には、(1)季節の変わり目(2)しっかり雨や雪が降った後(3)比良山系に傘雲がかかっているのが見える と比良おろしが吹く予感がするのですが、あくまでもそれは大津の南のほうからの見立て。

実際に数時間前から予測をして予報が出せるとなると、この研究はかなり良い話です。なんとか完成させてもらいたいものです。


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