トコーソー
いわゆる大阪都構想を巡る住民投票の件。
開票結果は、なかなか興味深いものでした。賛成:反対:棄権がほぼ同数で、投票率がもっと高ければ、結果はまた変わっていたかも知れません。
期日前投票も出来たのに、どうして棄権した人たちはそうしたのでしょうか。もったいない話ですw
(しんぶん赤旗サイトから↓)
大阪市廃止ノー
住民投票 市民の共同、維新を破る
「やった、共同の力の勝利だ」「さあ、維新政治退場へ」―。大阪市の廃止・解体の是非を問う住民投票は17日投開票され、大激戦・大接戦の末、「反対」が「賛成」を上回り、市の存続が決まりました。市内各地で開票のゆくえを見守った「反対」派の市民から歓声があがりました。…
民主主義というのは異なる意見を持った人が集まって議論を重ね、合意を形成していくプロセスだと思っています。
その中で、多数決を取るということはあくまでも現状確認の手段でしかなく、その結果を以って勝った負けたというのはおかしいと思う私。100:0ならいざ知らず、51:49という結果で、49のほうは51に従えというのはムチャクチャな話です。そういう意味で、今回の結果に嬉しそうな記事を書いている赤旗の中の人も、ハッシーと性根はたいして変わらないと思います。確かに反対票が賛成票を上回ってますが、その差は僅差。大阪市をつぶして良いと思う人がどうしてこれだけ居るのか、そこを考えて対策を考えるのが反対派の課題になるわけですが、なんかそんなことはどうでも良いみたいですね(笑)
とにかく、共産党さんは自民党と組んででも大阪市を護りたかったわけで、そこにパンドラの箱があるということは広く世間に知れ渡ってしまいました。
今回の住民投票で問われたいよゆる大阪都構想が、良いのか悪いのか私にはよく分からないのですが、大阪市とそこに巣食う連中を完全に調べ上げるまたとない機会であったことは間違いありません。それをみすみす逃してしまったことは非常に悔やまれます。物理的にも経済的にも拡張できなくなっているのに甘い汁を吸う連中だけはのさばっている大阪市。カジノ誘致とか方法はアレですが少なくとも維新は大阪市が稼ぐ方法を模索してましたが、他の連中は何をしてましたか? 過去の栄光の上にあぐらをかいて、税金をわけの分からないハコモノ建設や福利厚生制度につぎ込んで、大阪市をオモチャにしてきたのはどこの誰でしょうか?
大阪市で仕事をして、20数年大阪市内のあちこちに行ってその栄枯盛衰ぶりをそれなりに目の当たりにしてきた私には、ホント今の大阪市ってこんな調子で良いんだろうか?と思っていたので、それがまだ続くとなるとちょっと呆れるしかないですね。残すべきは大阪であって大阪市ではありません。今回の結果はしっかり受け止めて、これからを考えないと大阪はやがて自ずから滅びますよ~
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